「競技プログラミング」と呼ばれるコンピュータプログラムのコンテストを手掛けるAtCoder(アットコーダー)で代表取締役を務める高橋直大氏が、トヨタ自動車のデジタル変革推進室のアルゴリズム開発を率いる担当部長として入社し、社内からの改革を進めている。 トヨタ自動車が自動車メーカーからモビリティカンパニーへと変革する中、ソフトウェア開発を担う人材は必須だ。しかし各企業におけるソフトウェアエンジニア不足はトヨタ自動車にとっても例外ではなく、採用は難しい。この状況を打破するべく、トヨタ自動車では、DX推進を担う「デジタル変革推進室」を設置。採用の仕方自体も見直すなど、旧来の体制に大きくメスを入れている。 ソフトウェアエンジニア不足という企業が抱える課題を、新たな手法を持って解決に挑むトヨタ自動車の取り組みについて、トヨタ自動車 デジタル変革推進室デジタル人財育成グループ長 DIG1グループ長 担