『季刊MS&コンサルティング 2010年秋号』掲載 文:MS&コンサルティング編集部 ※記載されている会社概要や役職名などは、インタビュー(掲載)当時のものです。ご了承ください。 10年ほど前、カリスマ美容師ブームをきっかけとして、ヘアサロン業界は一躍世間から注目されるようになり、市場規模も雇用規模も大きく成長した。しかし、ブームの過ぎ去った今、人口減少の影響も受け、ヘアサロン業界は円熟期を過ぎて徐々に衰退期を迎えつつある(図1)。 サービスの大部分を人的な労働力に頼っているヘアサロンは、機械や設備による合理化・省力化が困難と言われている。一方、人件費を抑えることで事業を継続しやすいという側面もあり、構造的に仕組み化や組織化が進みにくい業界であると言える。 売上金額ベース、2008年は見込額、2009年は予測額。矢野経済研究所「理美容市場に関する調査結果2008」美容・施術別市場規模推移よ