佐川印刷元役員、80億円流用か 「銀行印ひそかに押印…」グループ会社資金、決議経ず 産経新聞 5月1日(金)14時12分配信 総合印刷会社「佐川印刷」(京都府向日市)で財務や経理を担当していた元男性役員が、グループ会社の資金約80億円を取締役会の決議を経ずに、不正に流用した疑いのあることが1日、複数の関係者への取材で分かった。佐川側は資金流用の関係先となった土地や建物など資産の仮差し押さえを京都地裁に申請、4月までに相次いで認められた。元役員は疑惑発覚後の今年1月に辞任。捜査当局も同様の疑惑を把握しており、巨額資金流用事件に発展する可能性もある。 佐川側の内部資料によると、判明した流出先は、元役員の知人男性が主体的に実施したシンガポールのサーキット運営などの資金(約54億円)▽元役員が代表取締役だった別会社の資金(約15億5700万円)▽京都府南丹市のゴルフ場の買収資金(7億2千万円)▽