見に行かねばなと思ってたところに某誌が特集の原稿依頼をしてきたので川崎のレイトショーに行った。 ――感想。 権利者による二次創作。ジャンル:「本編再構成」ないし「逆行」。 以前前作『序』について 破綻することによってかえって人気をつかむという、カルトまがいの電波アニメだった前作を、良くも悪くも普通の健全なエンターテインメントに作り変えることが今回の新劇場版の趣旨であるということでよろしいのでしょうか。 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20070907/p1 と書いたが、今のところそれでオッケーのようだ。いつ卓袱台をひっくり返され、旧劇場版のようなゲロ吐き展開に移行するかとハラハラしながら見ていたが、そんな心配は見事に肩透かしを食らいましたよ。 いえ決してゲロゲロ展開を望んでいたわけではなく、老若男女が楽しめる健全エンターテインメント大歓迎ですが、
2007-05-31 - さて次の企画は 上のエントリーに対し、「フラワー・オブ・ライフ」(以下FoL)は「ゼロ年代の想像力」と関係がない、という多くのブクマコメントがついているけど、FoLは確かにセカイ系な表現で不安を乗り越える他の作品への一つのアンチテーゼになっていると思う。とはいえ、多様性に注目するだけでは、よくわからない。それだったら「うる星」も「スクラン」もアンチエヴァってことになる。FoLの演出技法とどこを目指していたかが、ようやく自分なりにリバースエンジニアリングできてきた。以下、4巻のネタばれなので改行。 4巻での春太郎の病気が完治していないことが明らかになった後の、『彼は若い盛りに死んだ』という文を見つけるシーン、「俺は普通がいい」と吐露するシーンは確かにこの話の大きな転換ではある。でも「メメント・モリ」を語るだけなら、普通もっと違う構成にする。学園生活の描写は読んでいて
SFマガジン7月号掲載。宇野常寛氏のテキストがまさに私が今、求めている「現在を直死の魔眼」なのでまなびスト(まなびストレート!ファンの俗称。今、作った。私が)のみなさんや批評に辟易してるみなさんは読みなさい!断言する。オモシロイ!そして、ものすごい勇気をもらった&鳥肌たった。いくらも引用してやろうかと気の迷いがおきるが、してやらない。現在を直視する勇気のあるものだけ、手に取るといい。きみの求めていた言葉がそこにある。 追記>コーフンしすぎて紹介し忘れてしまいましたが、これがヤバそーと気がついたエントリーは http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20070531/1180589181 です。なんつうか自分なかであいまいとしていながらも確信していた何かが一本の線でつながったような錯覚かもしれない感じに陥りました。みんな私のオトナアニメのまなびについて書いたのも読んでY
エヴァンゲリオンの物語内の用語と一般的な用語とで食い違いがあるので ここで解説します。 まず、エヴァンゲリオンの物語概要について記述しましょう。 地球に知的生命が発生する以前、宇宙のどこかに高度な知的生命体が誕生しました。 (本編中ではそれを『神』と呼びます。 企画書、脚本の段階では『第一始祖民族』と明記してありましたが、 本編中では、その名称がカットされました。 放送後に発表された二次資料とかにその名が残っています。) 彼らは、他の恒星系にも知的生命が誕生するように生命の種をまきます。 本来、それらは、一つの惑星に一つづつ漂着するはずでしたが、 地球には二つの種が漂着します。 これがエヴァ世界におけるファーストインパクト(ジャイアントインパクト)です。 地球に漂着した生命の種ですが 一つは南極に落ちた「白き月」です。「白き月」に入っていたのが、第1使徒アダムです。 第1使徒アダムからは第
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