新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ切り札とされるワクチンは、一部は年内に有効性が確認される可能性があるとされていますが、来年の東京オリンピックまでに世界各国に供給されるかは不透明な状況で、専門家は「期待はしつつも決して楽観できない状況だ」としています。 このうち、少なくとも24のワクチンについては、実際に人に接種して安全性や有効性を確かめる臨床試験が始まっていて、一部では初期の臨床試験で、免疫の反応が引き起こされたとする結果が報告されています。 そして、 ▽オックスフォード大学とイギリスに本社がある製薬大手「アストラゼネカ」のワクチン、 ▽中国の製薬会社「シノバック」のワクチン、 ▽アメリカの製薬会社「モデルナ」のワクチンは、 多くの人に接種して安全性や有効性を確認する最終の第3段階の試験が始まっています。 また、中国では別の会社「カンシノ・バイオロジクス」のワクチンが、最終段階の試験に入