米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏と妻メリンダさんは先週、離婚を発表したが、メリンダさんは2019年に離婚問題専門の弁護士との相談を開始していた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が9日に伝えた。未成年者の性的搾取を目的とする人身取引の罪で起訴されたジェフリー・エプスタイン被告(故人)とゲイツ氏との関わりを巡る懸念が理由の一つだったという。 同紙によると、メリンダさん(56)は複数の法律事務所の弁護士に19年10月から相談し、夫婦関係が「修復不可能なほど破綻した」と述べていた。事情に詳しい複数の関係者や書類を引用している。ゲイツ氏とエプスタイン被告の関係に関する懸念は少なくとも13年までさかのぼるという。 米紙ニューヨーク・タイムズは19年10月、ゲイツ氏がエプスタイン被告と数回にわたって面会し、ニューヨークにあるエプスタイン被告のタウンハウスで夜遅くまで過ごしたこともあると