妊婦の血液でダウン症検査=高い精度、来月にも開始―国立成育医療研究センターなど 時事通信 8月29日(水)12時45分配信 妊婦の血液を調べて胎児がダウン症かどうかを99%の精度で診断する検査を、国立成育医療研究センター(東京)と昭和大(同)が来月にも始める方針を決めたことが、29日分かった。他にも複数の医療機関が導入を検討している。 異常が見つかった場合には、人工妊娠中絶につながる可能性があり、論議を呼びそうだ。 国立成育医療研究センターによると、胎児の染色体異常のリスクが高まる35歳以上の妊婦らを対象に、臨床研究として行う。妊娠10週前後から実施可能で、妊婦の血液に含まれる胎児のDNAを調べてダウン症など3種類の染色体異常の有無を診断する。公的医療保険は適用されず、費用は約20万円となる見通し。