どうもどうも、特殊犯罪アナリストの丸野裕行です! あなたは“自分史”をご存知でしょうか? 自分史とは晩年を迎えた人々が自分の生きてきた軌跡を世に残すべく著書にして、親類縁者・友人知人に配るという自叙伝のことです。財産は残せなくても、「自分の生き方」「あとに続く者への道しるべ」を残してやるという自伝なんですね。 ……と、こう言えば聞こえがいいのですが、別の言い方をすれば、自分史は読む者ほとんどがあまり興味を持てない自費出版本です。 今回お話をお聞きしたのは、その出版を売り込むNさん。彼は、近頃流行りのこの業界でどのように金を生んでいるのでしょうか? ボロ会社でも業績はウナギ昇り 告白者/Nさん 33歳 名古屋市 出版社営業部勤務 ※証言を元に再構成しています 3年前、オレは割に合わない保険会社の外交員を辞めた。職にあぶれてブラブラしていた時、出版社の求人広告を見つけた。 『出版営業担当募集!