どうも特殊犯罪アナリストの丸野裕行です。 暴力団対策法ができる以前、季節ごとのイベントに使うものというのは暴力団にとってシノギ(活動資金を獲得する仕事)の商品でした。 例えば、しめ縄や門松などの正月飾り。自分たちのシマ(縄張り)にあるスナックや食堂などの飲食店や一般家庭に付き合いで購入してもらうわけです。 驚くべきところでは、ド派手なクリスマスツリーやクリスマスリースなどもそうだったといいます。ラウンジやレストランでは、揉めたくないという気持ちで買ってしまうわけですね。 ヤクザは、神棚を事務所に飾り、天照皇大神などの神様を崇め奉ります。ですから、縁起物を扱うことも多いんですね。神社の社務所で巫女さんが売っている破魔矢(はまや)などは違いますが、新宿花園神社の酉の市などの祭りごとがあると、小判、おかめの面、俵、稲穂、宝箱、お札、鯛、招き猫、その年に起こった流行を反映した飾りなど、いろいろな縁