れじみる。 Junk : 風竜胆の書評2010年12月24日07:00 カテゴリ小説（SF・ファンタジー） れじみる。 Junk 藤原祐の「レジンキャストミルク」といえば、虚軸（キャスト）と呼ばれる、人を超えた力を持ったものたちの戦いを描いた作品だが、その番外編のひとつ「れじみる。 Ｊｕｎｋ」（メディアワークス）。こちらも同じ番外編の「れじみる」同様笑える、笑える。 構成は、全体を本編の後日談となる文化祭での出来事が貫き、その合間合間に、まったく別のエピソードを挿入している。つまりは、番外編として、一つの話があって、そのまた番外編のような別の話がところどころに散らばっているというイメージだ。 本編の深刻さとはうって変わり、おバカな話が多い。主人公・城島晶の学園祭のＴＳ喫茶での女装や、虚軸の一人里緒のコスプレナース姿などは、まさに色々な趣味の読者のニーズに応えていると言えよう（笑）。硝子と君子の入浴姿を盗撮しようとする殊子とそれ
