コロナ感染予防で活躍しているマスクですが、耳の不自由な方の手話や、接客業の方など、話し手の表情がわかりにくいのでコミュニケーションに悪影響も。そこで、まだ課題はあるものの、透明マスクとその作り方を紹介します。 はじめにお年寄りや体の不自由な方にも優しいコピー機の研究・開発を行っていましたが、当時はまだユニバーサルデザインの社会的な認知度は低かったと感じます。 私の前の席の社員は耳が不自由だったので、最初はなかなかコミュニケーションが取れなかったのですが、半年間手話教室に通った結果、日常生活レベルでは雑談もできるようになりました。 手話は手の動きで会話するように思えますが、実は顔の表情や口の動き、つまりいわゆる「唇を読む」ことによりスムーズに会話ができます。彼も私が手話ができなかった時も、私の唇を読んで7割くらい理解していたようでした。 マスクによってこれができなくなった今は、耳の不自由な方