先日、情熱プログラマー読書会が楽天であったので、参加した。LT(Lightning Talks)で発表もした。発表スライド 情熱プログラマー 自分にとっての情熱プログラマーってなんだろうと考えた。 この「情熱プログラマー」という書籍は、ソフトウェア開発者の幸せな生き方という副題がついているのだが、純粋な技術書というよりもプログラマーにとっての自己啓発書みたいな位置づけの書籍だ。 ソフトウェア開発におけるプログラマという役割を取り替え可能な部品のような立場から見れば、プログラマはコストであり、どのようにしてそのコストを削減するかということになる。コストを安くするという考えで行けば年功序列的な賃金体系の中ではベテランより若いひとを使った方が安く上がる。数字でソフトウェア開発を見ていけば人月工数がすべてであり、開発コストは工数*人月単価になる。 そのような立場で言えば人件費の高い日本で開発するの
裁断とスキャンが停滞している間にまた部屋の蔵書が幅をきかせ始めた. "最近読んだ本" で自分のページを検索したら, 最後は 2008-01-11. 二年分か. そりゃかさばるわ. さっさとメモして処分したい. 順不同. (もうすぐ処分します. めぼしいのがあって物理的に無事なら差し上げますのでご連絡を.) RESFful Web サービス わかった気になっていたけれどわかっていなかった話が多く, 面白かった. 私が REST だと思っていたのは REST-RPC ハイブリッドだったのかとか, connectedness がないと REST としてはいまいちだとか. 特に 8 章のベストプラクティスについては, トランザクションや一括取得のように素人が考えたらうまく設計できなそうな 話題に定型を与えているのがよかった. 実際のデータは階層化されていなかったり unified interfac
今年は新入社員の人たちに冬休みの宿題として読書課題を与えてみました。 といっても、別に強制するわけでもなんでもなくただ自分が紹介したかったからというだけですが。 年末年始の休暇は大して長くもないし、難しい内容でもなくさらっと読めるものを中心に紹介してみました。 ライト、ついてますか? ライト、ついてますか―問題発見の人間学 作者: ドナルド・C・ゴース,G.M.ワインバーグ,木村泉出版社/メーカー: 共立出版発売日: 1987/10/01メディア: 単行本購入: 53人 クリック: 509回この商品を含むブログ (191件) を見る さらっと読めて、なおかつためになる本として今回一押ししてみました。 入社して9ヶ月が経過し、色々仕事上の問題にぶつかることもあったでしょうが、だからこそ今読むととてもためになるのではないかなと思います。 2年目、3年目の後輩には同じ問題解決系の本として「いかに
インターネット時代の数学シリーズ (全9巻) 編集:戸川隼人・中嶋正之・杉浦厚吉・野寺隆志 コンピュータおよびそのアプリケーションソフトの急速な進歩の影響を受けて,数学に対する印象はずいぶん変わりました.使いやすい便利なソフトが続々と出現して,誰にでも手軽に使える身近な存在になりました. 同時に,数学それ自体も変わりました.一言でいえば,高度化しました.最近はむずかしい数学が遠慮なく身近なところに現れてきています. これだけ世の中が変わったのですから,数学の教育も変わらなければいけません.数式処理ソフトを使えば,式の展開,因数分解,微分積分などの計算は即座にできてしまうので,そういう計算を手でやるための練習に時間を使うよりも,数式処理ソフトを活用して,もっと「その先」を学ぶべきでしょう.コンピュータグラフィクスをうまく使えば,立体幾何学がよく分かり,これまでより深く豊富な内容を理解
1冊ずつ感想を書きたいところだけど、そうするといつまでも感想を書かないのでまとめてちょっとずつメモ。と思ったけど、案外長くなったので分ける。 田中秀臣, 雇用大崩壊―失業率10%時代の到来 岩田 規久男, 景気ってなんだろう、世界同時不況、日本銀行は信用できるか 芹沢 一也, 荻上 チキ 編, 経済成長って何で必要なんだろう? 全部、韓リフ先生のオススメ本です。 5冊はすべて「金融政策によりデフレを抜け出せ!!!!!」という主張で統一されている。具体的な金融政策やそれに財政政策を絡めるかどうかは微妙に差があるけど、基本主張は同じ。経済について素人たる私は経済の専門家たちが共有している「金融政策によりデフレを抜け出せ!!!!!」と言う点だけに付和雷同して、細かいところは専門家たちに任せることにしようと思った。 特に「芹沢 一也, 荻上 チキ 編, 経済成長って何で必要なんだろう?」を読んで、
いつのまにか1000エントリ超えてたので、ここらで100に絞ってみる。 このblogで「スゴ本」認定されたもの、企画「この○○がスゴい」で挙げられたものを、100にまとめてご紹介。順序適当、偏見なし、ビジネス、サイエンス、エロマンガ。ブンガク、ビジュアル、なんでもアリ、啓蒙、アダルト、劇薬なんでもござれ。「ノンフィクション」、「フィクション」、そして「劇薬系・成人指定」の三本立てでご紹介。番号は便宜上つけたものなので、ランキングにあらず。 こんなにスゴい本に出合えたのは、すべてあなたのおかげ。いい本はたくさんあるのだが、全部読んでるヒマもないし、探している時間も足りない。だからわたしは、スゴい本を読んでいる「あなた」を探す。あるいはこのblogにやってきた「あなた」の言を待つ。そうしたツッコミやアドバイスをいただき、とても感謝しています。 この100リスト全て鉄板モノだが、「それをスゴ本と
今回の旅のお供は以下の二冊。 Amzon.co.jp:事実に基づいた経営―なぜ「当たり前」ができないのか? Amzon.co.jp:選挙の経済学 投票者はなぜ愚策を選ぶのか どちらも大変面白かった。特に衆院選を前にして「選挙の経済学 投票者はなぜ愚策を選ぶのか」は実に面白かった。分析は素晴らしいのだけど、救いがない内容なので賛否両論あろうが、「なんで、あいつらはあんな政治家を選ぶんだ?」と常にいきどおりの気持ちを持っている人にオススメ。 感想はまた今度書く予定。 余談ながら、これほど難しそうな本を翻訳した「選挙の経済学 投票者はなぜ愚策を選ぶのか」の翻訳チームの最終学歴に文系課程博士の恐ろしさを感じた。なんで、全員「博士課程単位取得満期退学」なの?監訳者のお二方は年代的に分かる。でも、残りの4人は博士課程の位置づけが変わった後の人たちなのに。
本の宣伝です. Amazon などではまだ出ていませんが,一部のオンライン書店で 予約可能となっておりますので書いておきます. 一部の方々はすでにご存じかと思いますが,岩波書店の 統計科学のフロンティアに続く新シリーズ「確率の情報と科学」の第1回目として 拙著「カーネル多変量解析 ―― 非線形データ解析の新しい展開 ――」が 11/27 に発売予定です. とりあえずサポートページhttp://www.neurosci.aist.go.jp/~akaho/kernel/ も作ってみました. 内容はカーネル法の入門書ということで,サポートベクトルマシンだけではないいろいろなカーネル法の話や再生核や正則化といった話を広く浅くまとめました. シリーズの第1冊目ということでプレッシャーがかかりますが,シリーズをつぶさないくらいは売れてもらいたいと思っています. それにしても,ともかく1冊まるまるの本
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く