戦国時代、名だたる武将の力の証であった名城。 力強い容姿もさることながら、そこで営まれた生活、繰り広げられた戦い、武士たちの滾る想い……それらを一手に感じられる、まさに男のロマンが詰まった空間である。 歴史マニア、建築マニアだけでなく、圧倒的な巨大さを間近で見たとき、息を呑むほど感動した経験のある人も多いだろう。 今回は、そんな日本が誇る城の姿を収めた写真をご紹介。 1つ1つの城が持つ表情にも、ぜひ注目して頂きたい。 一.熊本城 慶長12年(1607)、加藤清正が完成させた城。 城と黒のコントラストが織りなす雄大な姿からは、戦国武将の威厳を感じられる。 明治10年(1877)の西南戦争で様々な箇所が消失するも、内部5階、地下一階の五階櫓から成る”宇土櫓”など、12棟が今もなお現存している。 “清正流”と呼ばれる扇形の曲線を描いた石垣も必見。 二.松本城 日本の城ほど、四季の美しさを感じられ