今回の物件は、このあたりにある。 →【周辺地図(マピオン)】 まずは下の2枚の地図を見較べてみて欲しい。 同じ場所の新旧の地形図だ。 右は昭和6年の地形図であるが、そこには最新の地形図に描かれていない、一本の隧道が描かれている。 しかもこの隧道、さらに古い明治39年発行の地形図にも描かれている。 千葉県には沢山あるとはいえ、全国的な尺度から見れば珍しい明治の隧道なのである。 とりあえず、地図から分かることはそれくらいしかない。 しかし、探索に赴く理由として、これでも十分すぎる。 2010/2/6 6:45 《現在地》 ここは、今回目指す隧道の入口となる君津市二入(ふたいり)の集落。 この二入という大字はさほど広くないが、激しく蛇行する小糸川の南北両岸に同じくらいの広がりを持っている。 しかし道があり集落があり人が住んでいるのは北側だけという、少し変わった特徴がある。小糸川を渡る橋も存在しな