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環境問題はなぜウソがまかり通るのか [著]武田邦彦 [掲載]週刊朝日2007年05月25日号 [評者]永江朗 ■リサイクル論争 4月24日、日本製紙は「古紙100%配合製品を廃止する」と発表した。えっ! リサイクルの時代なのに? と驚愕するニュースである。だが同社のサイトを見て納得した。古紙100%だと製造工程でCO2排出量が古紙を使わないよりも増えてしまうというのだ。業界第1位の王子製紙のサイトにも同様のことが載っている。古紙は7割ぐらいがちょうどいいらしい。 リサイクル100%が必ずしも地球環境にいいとは限らない。イメージや思い込みと現実のあいだにはずいぶんギャップがある。 武田邦彦『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』は、リサイクルが環境にいいと信じて疑わなかった人にとって衝撃の書である。たとえばペットボトルのリサイクルはやめたほうがいいと著者はいう。リサイクルによってゴミは増え、資
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