アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の最終回放送から2週間がたった2011年5月4日、ニコニコ動画で「ニコ生PLANETS増刊号 徹底評論『魔法少女まどか☆マギカ』」が生放送。番組の冒頭では「まどか☆マギカ」と同時期に放送されていたアニメ「フラクタル」について1980年代回帰を目指した作品とした上で、「まどか☆マギカ」は新たなステージを探ったゼロ年代アニメの総決算ともいえるという評価がなされた。 議論のテーマとなった「魔法少女まどか☆マギカ」とは、可愛らしい作画や魔法少女モノというイメージを裏切るダークな展開で、ネット上でも大きな話題となった作品だ。4月27日に発売されたブルーレイディスクは、初週で約5万3000枚を売り上げ、テレビアニメ最高の初週販売記録を更新している。 番組の司会を務めた「ゼロ年代の想像力」著者で評論家の宇野常寛氏は、 「(この作品には)この10年に流行った色々な要素がうま
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