自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の家族と、その特性について向き合っていく場合、いくつかの独特な“何か引っかかる”パターンがあったりします。それらは実際は些細なズレだったりするのですが、本人や周囲の捉え方の違いによって、思わぬ難問になってしまうことがあります。 今回は私が今まで見つけてきた、家族としてASD当事者と関わっていく場合に、お互いに知っておくと気持ちが少し楽になったり、問題が見やすくなるいくつかのポイントを纏めてみたいと思います。 すでに診断済み、または未診断だが明らかにそうなのではないかと思われる場合も含め、これらのポイントは自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の当事者との関わり合い方に限らず、一般の人間関係でも視点が違う相手の場合に有効かもしれません。