ナイジェリアのラゴス(Lagos)の保健所で、ビタミンAのサプリメントを摂取する子ども(2006年10月3日撮影)。(c)AFP/PIUS UTOMI EKPEI 【7月1日 AFP】ナイジェリア北部カノ(Kano)州の当局者は6月27日、ポリオ(小児まひ)患者が急激に増えていることへの懸念を示した。 同日夜に開かれた保健当局の会議でカノ州の衛生局長が語ったところによると、ポリオ患者数はこの6か月で90人で、報告例がゼロだった前年同期から状況は急変している。 この局長は、その原因として、子どもへのワクチン接種をためらう親が増えていることにより、免疫力が低下していることを挙げた。 イスラム教徒が多く住む同州では、急進的なイスラム聖職者や一部の医師が「ポリオワクチンには少女を不妊にする物質が入っている。アフリカの人口の減少を狙った米国をはじめとする西側諸国の陰謀だ」と主張。これを受けて同州当局
![ナイジェリア北部でポリオ患者が急増、5年前の流言が影響](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2fb6182cb0fb3b1bbcf51d1584cd729509b290c5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F8%2Fc%2F1000x%2Fimg_8c5da068cadf06970c2008e154383edc102570.jpg)