顎関節症の原因にはストレスがあります。 ここでいうストレスは精神的ストレスのことを指し、ぶつけるなどの事故は含みません。(外的なストレスについては『外傷・ぶつけるなどの行為』のページへ) 実はあまり知られていませんが、精神的ストレスと顎関節症は非常に関わりが深いです。私の経験上、顎の症状がある方の多くが心の問題を持ち合わせています。 例えば、歯ぎしりや無意識的の食いしばりなども、原因をたどると精神的ストレスからきているものが多く、このことは様々な科学的な実験でも証明されています。 歯ぎしりや食いしばりは、精神的ストレスを受けることによっておこる負担を無意識に脳が発散させている行動です。これは脳を守るためでもあります。もし歯ぎしりをしなかったら脳の機能が低下してしまい、生命活動さえ十分にできなくなってしまうのです。 つまり、歯ぎしりは顎にはよくありませんが、脳には良いことなのです。 顎と脳で