去年の3月に「経済に関して一般人が陥りやすい4つのバイアス」というエントリで紹介した、Bryan Caplanの『The Myth of the Rational Voter: Why Democracies Choose Bad Policies』の日本語訳が先ごろ出た。 ブライアン・カプラン『選挙の経済学 投票者はなぜ愚策を選ぶのか』 http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P46090.html <大多数の有権者は、市場メカニズムを過小評価し、貿易の利益を過小評価し、労働の価値を過大評価し、経済をあまりに悲観的に見通す傾向がある。こうしたバイアスが存在するために、私たちはわざわざ間違った政策を選び、民主主義を台無しにしている――。 経済学の手法で、投票行動の非合理性を分析し、世界を動かしている民主主義の矛盾を解き明かした注目作。 グレゴリー・マンキュー