ハイパーインフレの記憶、1923年、ドイツ・1億マルクへの修正印が押された100万マルク銀行券 by Gettyimages 3年半ほど前になるが、2018年8月13日公開「異次元緩和でも日本にインフレが起こらない極めてシンプルな事情」で、いくら日銀が金融緩和・資金供給を行っても、日本では「2%のインフレ目標」でさえ達成できない理由について述べた。 【写真】トンガ海底火山噴火で地球寒冷化は必至、慌てふためく「脱炭素」勢力 あふれそうなプールに水を入れてもプールそのものには大した変化が無く、そのあふれ出た水を吸収してバブルになっていたのが株式を始めとする金融商品だ。「実体経済市場」というプールに、まさに湯水のごとく供給したマネーは、巨大なうねりとなって流れ出し、その受け皿となった「金融市場」に史上空前のバブルを引き起こした。 そのバブルがどのようなものかは、昨年10月28日公開「投資の神様