日本ボクシング連盟(山根明会長)が、アスリート助成金を不正流用するなどした疑いがあるとして、都道府県連盟の会長や理事長、歴代五輪代表選手ら333人が日本オリンピック委員会(JOC)などに告発状を送った問題で、全国大会開催県が山根会長を接待する「おもてなし」リストがあり、会長の機嫌を損ねないように他県でも参考にされていたことが31日、関係者への取材で分かった。 不正疑惑を告発した「日本ボクシングを再興する会」(鶴木良夫代表)の告発状によると、全国大会時には、山根会長の機嫌を損ねないように、開催県が過大な負担を負っても「スイートルーム宿泊」「豪華な椅子」「好みの食事」などで接待していたという。 リストには、高級フルーツや菓子、酒などが銘柄指定で記され、肉は「和牛肉しか食べない」、目玉焼きは「外はカリカリ中は半熟」など詳細な記述がある。 333人の告発が明らかになって初のボクシングの全国大会とな