ノーベル賞受賞した人たちの出身大学がいろいろ 今年のノーベル賞は、物理学賞に梶田隆章さん、生理学・医学賞に大村智さんに授与されることが発表され、ひとしきり日本中を沸かせた。今年の2人の受賞者の出身大学が、梶田さんは埼玉大、大村さんは山梨大と地方大学出身者であり、この面でもノーベル賞を違った観点から検証するヒントを与えてくれた。 大村さんは、学び直しの大学院が東京理科大学である。私大出の初のノーベル賞受賞者ということでも話題になった。 物理、化学、生理学・医学の自然科学3分野の受賞者とその出身大学の一覧表を見ると、2010年からの直近受賞者8人の出身大学が、見事に8大学にばらけている。 最初にノーベル賞受賞者となった湯川秀樹博士から9人目までの出身大学は、京大5人、東大2人、東工大、東北大各1人である。京大・東大に極端に偏っていることがわかる。 そのような思いをいっそう抱かせたのは、人文系の