『ヘッジファンド』から『慶応幼稚舎』まで ― 読者数30万人 日本最大級の富裕層向けメディア 「ゆかしメディア」 since 2009 2億7000万円の口止め料? 5月12日、横浜地裁に地位保全の仮処分申請を行った富士通元社長の野副州旦氏。6月に行われる富士通の株主総会までに復帰し、「コンプライアンスを遵守する組織を立て直したい」とした。昨年9月に辞任する際には、富士通からは相談役としての身分と10年で2億7000万円の報酬を約束された。しかし、一転して、辞任の理由は「体調」ではなく「反社会勢力との付き合いを疑われた」ためであるとした。「会社に迷惑をかけるなら」と辞任したが、それは会社に仕組まれたものだったとして、富士通という大企業と戦うことを決意した。元社長が、会社を相手に戦う理由、真相を東京都内で会見し語った。 ◆以下野副氏の話 まず、わたしが辞任に至った経緯をご説明します。2009