一時は「総選挙」への立候補辞退を申し出た兵庫県高砂市公認のゆるキャラ「ぼっくりん」 【島脇健史】全国516のゆるキャラが参加するインターネットの人気投票「ご当地キャラ総選挙」(日本百貨店協会主催)が多重投票をめぐって揺れている。集計途中でトップに躍り出たキャラが「不正投票を疑われたくない」と立候補辞退を一時申し出る騒ぎも起きている。 協会によると、同総選挙は百貨店業界を盛り上げようと今年初めて開催。3月20日から4月21日まで、全国7地区ごとに予備選挙の投票中で、協会のホームページから1人につき3体まで計6ポイント投票できる。 ところが、3月下旬、それまで1日で多くても1千ポイント程度だった兵庫県高砂市の公認ゆるキャラ「ぼっくりん」に突然2万ポイント台の投票が集中。近畿地区の暫定1位に躍り出た。不審に思った市の担当者が調べたところ、パソコンから閲覧履歴を削除すれば制限の6ポイントを超