2018年6月の株主総会は、やはり波乱が起きました。 昨年から比べても会社提案の議案への賛成を得るのが難しくなってきています。 ほんの数年前までの「シャンシャン」総会は過去のものになりそうです。 今回は2018年6月の株主総会についてのトピックスについて確認していきましょう。 全体の流れ 取締役選任の否決事例 取締役·監査役の選任否決事例 退職慰労金制度廃止に伴う打切支給の否決 所見 全体の流れ 今回の6月総会では、会社提案議案が否決された会社が3社となりました。 これは前年総会と同数となっています。 また、会社提案議案の取り下げは14社となり、前年総会から比べて+12社と大幅に 増加しました。 会社提案議案の否決については、取締役の選任の否決、取締役に対する退職慰労金制度廃止に伴う打切支給の否決、取締役・監査役の選任の否決の3つの事例が発生しています。 取締役選任の否決事例 まずは、取締