日本人はギャンブルをよくしている国民である。それは、パチンコが普及しているからである(図録2681参照)。 一方、図録5670で見たようにパチンコの売り上げは減少傾向にある。その一因はパチンコ人口が減っているからである。 推移を見る前に、まず、年齢別のパチンコ人口とその比率を確認しておこう。 最初の図のように、パチンコ人口(過去一年間にパチンコを行った者)は40代前半と60代後半で多い。これはこれらの世代が、それぞれ、団塊ジュニアの世代と団塊の世代に当っているからである。このことはパチンコ人口比率を見てみるとこれらの世代が特に突出しているわけではないことで確認することができる。 年齢別のパチンコ人口比率を見ると20代から60代まではほぼ10%前後であり、70歳以上になると大きく減ることが分かる。 パチンコ人口のうち週1回以上パチンコを行った者は250万人、人口比2.2%に達している。人数的