愛知県西部に住む小学5年生の女子児童(10)を東京都内まで連れ去ったとして、愛知県警が26日、仙台市の自称派遣社員地切和輝容疑者(20)と同県豊田市の自称会社員の少年(18)の2人を未成年者誘拐の疑いで逮捕した。県警への取材でわかった。児童は保護され、けがはないという。県警は、他に関与した人物がいた可能性もあるとみて詳しい経緯を調べている。 県警によると、児童は24日朝から行方不明となり、児童の家族から相談を受けた県警の捜査員が行方を捜していた。26日に児童を都内で発見して保護し、一緒にいた地切容疑者と少年を逮捕した。2人とも容疑を認めているという。 地切容疑者らと児童は面識はなかったが、連れ去り前に無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じてやりとりをしていたという。少年が児童の自宅付近まで迎えに行き、児童とともに新幹線で東京へ向かって地切容疑者と合流していたという。