本記事は書籍「A Philosophy of Software Design」の論点をまとめたメモです。内容の詳細や結論までは含みません。論点について興味ある方は是非書籍をお読みください。英語ですが170ページほどで比較的読みやすい文体で書かれています。 A Philosophy of Software Design 作者: John Ousterhout出版社/メーカー: Yaknyam Press発売日: 2018/04/06メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見る 感想 スタンフォード大学でソフトウェア設計を教える筆者が、授業の経験を基に執筆した本である。複雑さをいかに抑えるかという一貫した観点からソフトウェア設計のあるべき姿を議論しており、丁寧に提示される例によってそれぞれの主張に納得・共感できる。いかにしてソフトウェアの複雑さに立ち向かうかについて議論する書籍はこれま