ブックマーク / matusima745.hatenablog.com (2)

  • 「ジョーカー」(2019)  これしか生きる道はない、現在に通じる物語 - 映画って人生!

    「バットマン」のビラン、ジョーカーの生誕物語。アメコミ作品からから生まれた作品でヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞という話題作。これはもう観なければと駆けつけました。彼がなぜ巨大な悪のカリスマに堕ちたか?「ゴッサム・シティ」という都市のもつ世界感のなかで、貧困、就職難、差別、賤民思想、福祉・介護などいびつな社会構造に翻弄され、ビランに変貌していく心理過程の描写は見事で、こうなるのは当たり前だと納得です。ジョーカーを応援したくなります! その社会構造は現在社会にも投影されていて、作は、社会派エンターテイメント性の強い作品となっており、いわゆるアメコミ作品とは異なるところが評価されての受賞でしょう。 監督は「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップス。主演はザ・マスター」「her/世界でひとつの彼女」のホアキン・フェニックス。共演にロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツらです。 脳に傷をもつ

    「ジョーカー」(2019)  これしか生きる道はない、現在に通じる物語 - 映画って人生!
  • 「ゴッホ最後の手紙」(2017) - 映画って人生!

    キャチコピー「世界初、全編が動く油絵で構成される体感型アートサスペンス」、しかもゴッホの死の真相を明かす物語だという。これはもう観ないわけにはいかない。(#^.^#) 原題「Loving Vincent」、監督ドロタ・コビエラ、すばらしい作品でした! 冒頭、「この映画は100人以上の画家によって描かれた絵で構成されている」「物語はゴッホ亡くなった1年後からはじまる・・」とテロップがでます。このテロップが絶妙でした。 ゴッホの死の翌年に弟のテオに宛てた手紙が出てきた、ゴッホの友人でもある初老の郵便配達人(ジョセフ・ルーラン)が、それをテオのところに郵送したところ宛先不明で帰ってきたため、息子アルマンにその手紙を届けさせることにする。アルマンがゴッホの死の直前に関わりのあった画材商(タンギー爺さん)、医者(ガシェ)、ピアノを弾くマルグリット、農夫などに死の真相を求めて旅するサスペンス。物語に引

    「ゴッホ最後の手紙」(2017) - 映画って人生!
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