タグ

ロシアと金融に関するoyoyomのブックマーク (6)

  • ロシアのルーブル危機:崖の先へ:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2014年12月20・27日合併号) 2015年のロシアが深刻な景気後退に陥ることは今や確実となった。状況はさらに大きく悪化する可能性がある。 中央銀行の世界では、時間をかけ、着実で、予測可能な決定を行うことが目標だ。そのため、真夜中に銀行関係者が会合を開き、金利を一気に6.5%も引き上げる時は、何かが大きく誤った方向に進んでいることを示唆している。 実際そうだ。多くの人が恐れていたロシアの通貨危機が今や現実になり、ロシア政府内のムードはパニックに近い(図参照)。 ロシア人が心配するのは当然だ。深刻な景気後退と天井知らずのインフレという致命的な組み合わせに向かっているからだ。 国外で始まったロシアの苦悩が・・・ ロシアの苦悩の多くは国外で始まった。ロシアは国内の石油・ガス企業に大きく依存している。炭化水素は連邦予算の半分余りに寄与し、輸出の3分の2を担っている。国は多く

    ロシアのルーブル危機:崖の先へ:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • ルーブル暴落でロシア中銀に批判の嵐:JBpress(日本ビジネスプレス)

    ルーブル急落を受け、多くのモスクワ市民が貯蓄を外貨に換えている(写真はモスクワ中心部で外貨両替所の為替レート電光掲示板の前を歩く女性)〔AFPBB News〕 ほんの数週間前まで、ロシアの銀行幹部や企業経営者、政府関係者は、同国経済の苦境のことを、痛みを伴うが、対処可能と表現していた。6年前の金融危機の時と比べると、ロシアははるかにうまく嵐に耐えられる立場にあると彼らは話していた。 ところが、12月16日、多少持ち直す前にルーブルが一時、対ドルで20%近く暴落すると、今の状況を1998年の危機と似た全面的な通貨危機になぞらえた。 「我々は滝に向かって流れており、我々を止められるものは何もない」。ロシアのあるオリガルヒ(新興財閥)が支配する金融持ち株会社の幹部はこう話す。 中銀の不十分な対応に批判、一般市民も貯蓄を外貨に交換 多くの投資家はロシアの中央銀行を責めている。主導権の奪還を目指す死

    ルーブル暴落でロシア中銀に批判の嵐:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • ロシア、深夜の利上げが呼び覚ます亡霊:JBpress(日本ビジネスプレス)

    中央銀行が通貨を防衛するために利上げする時は必ず、死にもの狂いになっているように見えるリスクを冒す。真夜中に利上げした場合は特にそうだ*1。ロシア中央銀行は不快になるほど、それを認識しているだろう。 ロシア中銀は先週、政策金利を丸1%引き上げたが、債券市場はその2倍の利上げに備えており、ルーブル安が続いた。 15日の取引終了までに、ルーブルは対ドルで年初から50%以上下げ、当局は対応を迫られた。だが、それと同時に、中銀が今や必要な信認を失ったというリスクも高まった。 英国を襲ったブラック・ウェンズデーの記憶 この出来事は1992年9月の「ブラック・ウェンズデー(暗黒の水曜日)」を彷彿させる。イングランド銀行がドイツマルクに対する英ポンドの目標為替レートを防衛しようとして、最初に10%から12%へ、次に15%へと金利を引き上げた時のことだ。 ジョージ・ソロスを筆頭に、ヘッジファンドは金利がこ

    ロシア、深夜の利上げが呼び覚ます亡霊:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • ルーブル危機の再来、過去の危機と違う理由:JBpress(日本ビジネスプレス)

    ロシア国民はルーブル危機について多少なりとも知っている。何しろ現在のルーブル危機は、1998年と2008年に続く、ソ連崩壊後に彼らが経験してきた3回目の通貨危機だ。 また、ロシア国民は、過去2回の危機が当時どんなに辛く、悲惨に思えたとしても、危機はやがて終わり、その後に景気回復が続いたことも覚えている。 とりわけ1998年の危機後の回復は著しかった。ルーブルの急落で国内製造業に弾みがついたうえ、その後の石油、天然ガスの価格上昇に後押しされ、ロシア経済は1999年に持ち直し、これが10年間続く成長の1年目となった。 このことは、最近までロシア人がルーブル建ての預金を慌ててドルに交換しようとしなかった理由を説明するのに役立つ。 原油安に加え、ウクライナ紛争と西側の制裁が大きな不安要因に 過去2回の危機と同様、原油価格の下落が再び、ルーブルの下落圧力の中核を成している。 だが、現在のルーブル安―

    ルーブル危機の再来、過去の危機と違う理由:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • ロンドンのオリガルヒを罰するだけでは不十分 ロシアに金融制裁を科すなら、ロシアの国営銀行を狙え:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2014年3月6日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) ロシアに関する注目すべき統計は、成人1億1000万人の昨年の平均資産額が1万980ドルだったのに対し、メジアン(中央値)は870ドルだったというものだ。言い換えると、もし国の資産が平等に分配されていれば、ちょうど真ん中の人が1万ドル以上の資産を持つことになるが、実際には正味資産がその10分の1にも満たないということだ。 これは、10億ドル以上の資産を持つ110人の大富豪が全資産の35%を支配していることがもたらす結果だ。 クレディ・スイス・リサーチ・インスティチュートの上記の数字が示すもう1つの結果は(スイスの銀行なら分かっているはずだろうが)、資金の多くがロシア以外の国、より安定していてお金になる場所に行き着くということだ。 ロンドン金融街シティーのある弁護士は今週、筆者にこう言った。「もし(ロシア大統領のウラジーミル・)プーチンが

    ロンドンのオリガルヒを罰するだけでは不十分 ロシアに金融制裁を科すなら、ロシアの国営銀行を狙え:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 投資家が懸念する「BRICsバブル」の芽 相次ぐ大型IPOと大量の資本流入 JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2010年11月12日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) ロンドンやニューヨークのデスクにいると、資が新興国市場に流れていると言われても抽象的な響きしか感じられないかもしれない。だが、マネーは間違いなく、形のあるものに流れ込んでいる。大西洋のサントス海盆の油田、ロシアのオンラインネットワーク、インド・チャッティスガル州の炭鉱、中国の大手銀行の地方支店などがその代表例だ。 ここに挙げた資産は、過去4カ月間にBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の各市場で株式を売った4つの企業がそれぞれ支配しているものだ。この4社は新規株式公開(IPO)や株式売り出しによって計540億ドルもの資金を調達し、その額に見合った大きな熱狂を巻き起こした。 BRICs諸国で株式ラッシュ、次々塗り替えられる史上最大の資金調達 だが、この現象は同時に、一部の市場関係者が懸念を抱く理由を端的に示すものでもある。B

  • 1