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直線約400メートル続く加速管=17日、兵庫県上郡町、竹花徹朗撮影完成したXFEL施設(手前)。奥はスプリング8=兵庫県上郡町、本社ヘリから、小玉重隆撮影 細胞の働きや、化学反応の仕組みを原子レベルで観察できる夢の光「X線自由電子レーザー」(XFEL)の施設が兵庫県上郡町にほぼ完成し、17日、報道機関に公開された。世界有数の性能を誇る大型放射光施設「スプリング8」より、10億倍強い光が出せる。基礎科学だけでなく、新薬や電池の開発などに役立つという。10月に試運転を始める。 XFELはX線とレーザーの優れたところを併せ持つ光。施設はスプリング8に隣接し、長さ約700メートル。理化学研究所などが2006年から約400億円かけて建設した。次世代スパコンや高速増殖炉と同じ「国家基幹技術」と位置づけられている。 電子を128台並ぶ加速器でほぼ光の速度まで加速。さらに磁石でジグザグに揺らし、XF
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