シャッターが下ろされる「西武有楽町店」=25日午後8時35分、東京都千代田区有楽町2丁目、福岡亜純撮影 東京・銀座の玄関口として親しまれた百貨店「西武有楽町店」が25日、最後の営業を終えて閉店した。この地に店を構えて26年。働く女性を主なターゲットに、おしゃれな衣料品や雑貨をそろえて、多くの話題を提供してきた。午後8時35分、従業員や客が見守るなか、最後のシャッターがおりた。 この日は、値下げされた手袋やマフラーなどが売られ、店内は終日にぎわった。午後3時過ぎには、入店規制を始めた。入店を待つ客が、店の入る「有楽町マリオン」を囲むように長い列を作った。 有楽町店は、マリオンに阪急百貨店とともに入居して1984年に開業。当時の混雑ぶりは、「マリオン現象」という言葉さえ生んだ。だが90年代半ば以降、専門店を集めたファッションビルなどにおされて売り上げが低迷。 後継店には、JR東日本系の