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2012年10月22日のブックマーク (3件)

  • 現実味を増す「ブリグジット」 英国の例外主義に欧州が我慢の限界

    (2012年10月19日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 英国が欧州連合(EU)から離脱するという話は、近隣諸国の束縛から逃れるのに悪戦苦闘している誇り高き島国の物語として語られることが多い。 だが、政治力学は変わりつつある。デビッド・キャメロン首相率いる英政権がユーロ危機から生まれた統合の深化を敬遠している中で、英国側の「引く力」が大陸側の「押す力」によって強められているのだ。 先のEU首脳会議に出席した欧州の指導者たちにとっては、別のことが頭にある。ギリシャ、スペイン、銀行同盟などだ。ユーロの未来はまだ保証されたわけではない。 キャメロン首相は傍観者の役割を選択している。にもかかわらず、協議の結果は、ことによると英国のEU脱退に向けた重要な一押しを与えるかもしれない。 キャメロン首相は、再交渉された条件の下とはいえ、今もまだEU加盟を支持していると主張している。 キャメロン首相は先日

    oyoyom
    oyoyom 2012/10/22
  • 円高反転で日本企業の対外M&Aに陰り?

    (2012年10月19日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 今夏、英国の広告代理店イージスが日の電通に買収された時、電通は、強い円は買収に「不利ではなかった」と述べた。 10月半ばに正式発表されたソフトバンクによるスプリント・ネクステル買収計画(買収額200億ドル)は、日企業が世界のM&A(企業の合併・買収)市場で支配的な地位を固めていることを一段と浮き彫りにした。日企業は円高を利用して買収を手がけており、今年の対外M&Aは過去最高を記録している。 海外買収を手がける絶好の立場 「多くの日企業はバランスシートが強固で現預金が潤沢なうえ、ほとんどコストをかけずに資金を借りられる。こうした状況に円高が重なり、日企業は世界中で買収を行う絶好の立場にある」。大手法律事務所サリバン・アンド・クロムウェルのパートナーでM&A専門家のフランク・アクイラ氏はこう話す。 調査会社ディール・ロジック

  • 英国の移民:保守党の最も愚かな政策

    (英エコノミスト誌 2012年10月20日号) 英国の移民政策が企業と経済の足を引っ張っている。キャメロン首相よ、目を覚ませ。 英国の与党・保守党の党大会でデビッド・キャメロン首相が10月10日に行った演説には、明白な事実に関する素晴らしい発言が含まれていた。 キャメロン首相は、英国は過去の栄光を二度と取り戻せないかもしれないと認めた。英国は、自分たちよりはるかに動きの速い競争相手と世界的な競争を繰り広げている。英国の唯一の希望は、規制を削ぎ落とすことで、想像力に富む起業家たちが成功を収め、盛んに貿易できるようにすることだ――。 見事な演説だ。では、なぜキャメロン首相率いる英国政府は、煩瑣なお役所手続きを生み出し、起業家を抑圧し、英国の成長を妨げるような移民政策を推し進めているのだろうか? 英国は事実上、ドーバー海峡の白亜の岸壁に「立入禁止」の看板を立てているも同然だ。 キャメロン首相がロ