周囲の騒ぎをよそに悠々と川面を漂うラッコ=釧路市の釧路川河口近くで2009年2月11日午後4時25分、山田泰雄撮影 北海道釧路市中心部を流れる釧路川の河口近くで11日、ラッコ1頭が姿を現した。ラッコは北方領土の択捉島から、ウルップ島にかけて約3500頭が生息。道東沿岸で時折姿を見せることはあるが、水族館以外で人目に触れることは珍しく、釧路市動物園では「ラッコが釧路市内で確認された記録はないはず」と驚いている。 ラッコが見つかったのは釧路の観光名所・幣舞(ぬさまい)橋付近。現場にいた釣り人らの話では、少なくとも11日朝から見ることができたという。腹を上に悠然と水面を漂っているかと思えば、水中に潜って捕った貝をガリガリと音を立てて食べたりしていた。同園では「体長1メートルほどの若い個体のよう。ちょっと“遠出”してしまったのかも」とみる。 観光施設「フィッシャーマンズワーフMOO」の前で、午