地球の外核(中心部にある液体の層)の最外部を7年ごとに通過する新しいタイプの磁波が見つかった credit:Felix Gerick <「地球の外核(中心部にある液体の層)の最外部を7年ごとに通過する新しいタイプの磁波が見つかった」との研究成果が発表された> 地球には磁場があり、その勢力が及ぶ領域、すなわち「地球磁気圏」が地球を包み込んで宇宙線などから生命体を保護している。磁場の強さや大きさ、形状は変動しており、時間の経過とともに弱まっているが、「磁場がどこでどのように発生したのか」、「磁場はなぜ常に変動し、徐々に弱まっているのか」など、解明されていない点もまだ少なくない。 年あたり最大1500キロの速度で西へ移動している 2022年5月に開催されたESA(欧州宇宙機関)のシンポジウムでは、「地球の外核(中心部にある液体の層)の最外部を7年ごとに通過する新しいタイプの磁波が見つかった」との