動画を長く鑑賞することが「辛い」と感じる若い世代が増えている。「映画館で2時間近く動画を見るのはきつい」、「倍速視聴に慣れてるので、通常再生だと見る気がしない」などの声も聞こえてくる。では、短尺動画や倍速視聴に慣れたZ世代の若者にとって、「90分間の大学講義」は、どう感じているのだろうか。そのリアルな声を探ってみた。 今年の春から大学に通っているAさん(19歳女性)は、90分間という講義時間に不満の色を隠せない。 「最近ではTikTokの流行だけでなく、YouTubeにもshorts動画機能が追加され、私たちの世代は短い動画を見る機会が圧倒的に増えています。私もそうですが、周りもアニメやドラマは必ず1.25倍か1.5倍速で見ていますし、20分もある動画を見ることすら、辛いと感じます。なので、大学の授業も、正直『早くオチを教えてよ』という気持ちになってしまう。オチがないなら、90分間も話を聞