【新連載】忙しいのは当たり前。その中でマネジャーとして何をやるべきか:新時代のプレイングマネジャー育成法(1/2 ページ) 「寝不足です」 2日間のマネジャー(管理職)向け育成プログラムでのAさんの2日目冒頭の第一声である。1日目夜のプログラム終了後に会社に戻り、2日目朝、会場に戻ってきたAさん。1日不在となったために溜まった仕事を、その日中に対応しなければならず、夜中まで仕事をする。休憩時間は常に電話とメールをし、仕事に追われている。毎日がこの繰り返し。 育成プログラムを提供する中で、このようなマネジャーと会うことは多い。常に何かに追われながら、真面目に必死で仕事をしている。終わることのない忙しさを、労働時間を投資することで、何とか対処している。 2011年の産業能率大学の調査によると、3年前と比較した職場の状況について、過半数(54.2%)の課長(マネジャー)が「業務量が増加している」