■「感動」「涙」 その陰で・・・「2分の1成人式」の開催を祝う報道が、増えてきている。まさにこの時期、全国各地の小学校で「2分の1成人式」が開かれている。10歳(小学4年生)の節目を祝う、新しいイベントだ。SNS上では、「涙が止まらなかった」「すごく感動した」などの声があふれている。 一方で、1カ月前のエントリー「考え直してほしい『2分の1成人式』」が、いまも多く読まれている。式の定番である「親に感謝の手紙をわたす」ことについて、被虐待児のケアに反するという視点から、式のあり方を批判的に問うたものだ。フェイスブックは2.3万のシェアを記録し、現在も数を伸ばしている。 ■「たった10行、生まれたときの様子が書けない…」愛知県「2分の1成人式モデル実践活動事例」※記事内容とは関係ありません「感動」や「涙」の怖いところは、それに陶酔して、当のイベントがもつ負の側面が見えなくなってしまうことだ。