7月13日(月)、『MW -ムウ-』の岩本仁志監督と松橋真三プロデューサーが、秋葉原のデジタルハリウッド大学で特別講義を行った。映像作家を目指す生徒たちの前での講義だったため、監督もプロデューサーも包み隠さず製作の裏事情について語った。時には意外な裏話も飛び出し、1時間40分の講義はアッという間に終わった。 『MW -ムウ-』は漫画家・手塚治虫がタブーに挑んだ異色作。これまでに映像作家たちが何度と映像化を試みてきたが、出資の問題などで製作が中止することが多く、関係者の間では必ず頓挫する作品と忌み嫌われて来た。宣伝文句にもあった「映像化不可能」というのは技術的に撮影が難しいという意味ではなく、実は出資者を説得することが難しいという意味だった。松橋プロデューサーは「常に出資者との戦いだった」と語っている。 原作では2人の主人公の同性愛描写が主軸になっているが、松橋プロデューサーは自分で