愛知県は5日、岡崎市内の幼稚園の給食に使う乾燥シイタケから、1キロ当たり1400ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県によると、シイタケは茨城県産。先月までに計30キロが同市の幼稚園と豊橋市の店に販売された。幼稚園では既に消費されており、県は豊橋市に回収を指示した。岡崎市は「被ばく線量は少量で、健康被害は想定できない」としている。 県によると、豊橋市の業者が仕入れた後、加工業者を経て、今年1〜3月に同市の卸業者に販売された。3キロ(6袋)は岡崎市の幼稚園に、残る27キロ(54袋)が豊橋市の店に売られた。 【関連記事】 生態系への影響を長期監視=動植物対象に放射能調査 「ヨウ素10兆ベクレル」未公表=世界版SPEEDI試算 セシウム拡散、黒潮防ぐ=房総沖以南で濃度急減 タラ、フグの水揚げ一部海域で自粛=食品基準値厳格化受け 1日から食品新基準=放射性セシウム、厳格化