故笹川良一氏は第2次大戦の「戦犯」などとする文書を公にし、笹川日仏財団の名誉を傷つけたとして、同財団がフランス人日本研究者を訴えた名誉棄損訴訟で、パリの地裁は22日、訴えを棄却した。 被告は、国際研究調査センターのカロリーヌ・ポステルビネイ教授。財団が2008年12月に開催した日仏外交関係樹立150周年関連の討論会を前に、フランス外務省やメディアに「財団創設者の笹川良一氏は戦犯」「日本の右翼でマフィアとも親しい」などとする書簡を送り、財団側を中傷、討論会を妨害したとされる。 地裁は「歴史的事実をめぐる論争に決着をつけるのは、当法廷の役割ではない」としつつ「教授は表現の自由を正当に行使している」として訴えを退けた。(共同)
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