(陰キャラ帰国子女②ないものねだり) 海外に住んでいた頃は、日本の学校における「団結」「一体感」に憧れた。クラスみんなで協力して、結束力を高める。「仲間」という感覚。欧米の学校にはない文化だ。 そもそも、英語には「仲間」に当たる言葉がない。 ワンピースの名シーンもこうなる。 (ONE PIECE 第60巻より) 仲間がいるよ!ではなく、友達がいるよ!なのである。日本人からすれば、仲間と友達では言葉の重みが違う。 個人的に、ワンピースが日本で大絶賛されているにも関わらず欧米では人気が低い理由が、ここにあるのではないかと思っている。「仲間」という感覚は、日本人特有のもので、作品に感情移入しづらいのではないか。 話をもとに戻そう。私が憧れていた「団結」や「一体感」だが、実際に日本の学校から見てみると、「異質なものに対する排他性」「空気の読み合い」といった負の側面があることがわかった。 複数の国を