童謡「森のくまさん」に独自の歌詞や旋律を加え、無断でCDを販売するなどしたとして、販売元の「ユニバーサルミュージック」(UM、東京)とネタを作った芸人のパーマ大佐さん(23)に対し、抗議文を送っていた訳詞者の馬場祥弘さん(72)は1日、「円満解決した」と代理人を通じて明らかにした。 馬場さんは1月18日、「著作者人格権を侵害された」と主張し、販売差し止めと慰謝料300万円を求めていた。 会見した代理人の三木秀夫弁護士は、UM社は日本音楽著作権協会(JASRAC)を通じて使用許諾を求めており、「双方の認識にずれがあった」と説明。「(UM社側が)誠意ある行動をしていたことがわかった」と理解を示し、歌詞を加えたと明記することを条件にCDやDVDの販売、ネット公開を容認することにしたという。金銭のやり取りの有無については「公表を控える」とした。 馬場さんは米国民謡を訳し、「あるひ もりの なか く