原発事故で福島県から新潟県に避難してきた中学1年の女子生徒が、名前にばい菌の「菌」をつけて呼ばれるいじめを受けたとして、学校を休んでいる問題で、女子生徒は作文でいじめを訴えていたにもかかわらず、担当の教師が見過ごしていたことがわかりました。 地元の教育委員会が21日に記者会見し、生徒は1学期に書いた作文の中で、「いじめを受け、今も続いている」と訴えていたにもかかわらず、担当の教師が小学校の時のいじめのことだと思い見過ごしていたことを明らかにしました。 また、いじめた生徒たちのほとんどは、女子生徒が福島からの避難者だとは知らず、すでに謝罪したということですが、女子生徒は体調を崩し、まだ登校できる状態ではないということです。 一方、学校は21日夜、緊急の保護者会を開き、学校の対応に問題があったとして謝罪したうえで、女子生徒が安心して登校できるよう万全を期す考えを伝えました。