イチローのパフォーマンス低下が深刻だ。マーリンズはそろそろ決断を下すべきではないか。 マーリンズのイチローは、21日のドジャース戦で代打出場も空振りの三振に倒れた。これで、9試合10打席ノーヒットで打率は.157と悲劇的なレベルにある。この低レベルの成績は、単に「不調」だとか、「出場機会が限られるため本来の力が発揮できない」などという水準ではない。 成績の詳細を見て行くと、特に心配なのが高い三振率で現在24.1%。これは、昨季の11.5%やキャリア通算の10.0%と比較しても極端に高い。ちなみにメジャーリーガーの平均値は18%くらいなので、それよりも相当劣る。また、四球率も昨季は2003年以降での最高値となる8.2%を記録したが、今季は5.6%だ。現時点では打席数はわずか54だが、ランダム性の高い打率などとは異なり、三振率や四球率は少ないサンプルでもその選手の特性や能力を比較的正確に反映す