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ブックマーク / med-legend.com (6)

  • 医学都市伝説 | ニセ記憶捏造は脳の得意技

    しばしば「と」系の記事が掲載され,科学雑誌界の東スポとよばれる”New Scinetist”のWeb版最新号に”Brain wiring creates false memories“(脳の配線はニセ記憶を作り出す)という記事が出ていた。 仕事の場だけでなく、日常生活でもしばしば出わす「擬似記憶」がどのように生まれるかという研究の紹介である。実際、これに遭遇するときは、誰がそれを主張しようとウンザリですからなぁ。対処の仕方までわかれば言うことないが、”New Scinetist”ではねぇ。 ざっと目を通せば、結構権威がある”Journal of Neuroscience”誌最新号の論文紹介であったので、眉に唾もつけずに元論文(ただし抜粋)も読んでみる。元の紹介記事とあわせれば、それほどの誤解はせずに済むかもしれない。 バルセロナ大学のルイス・フェンテミラ研究者とその同僚たちは、48人の学

  • 医学都市伝説 | 急患を断る病院⋅断らない病院

    先月はじめ、「出産間近で脳内出血の症状が見られた東京都内の女性(36)が7病院から受け入れを断られ、出産後に死亡」したという出来事があり、ちょっとした騒ぎになったのはご存じのことと思う。正直言って、私は全くこういう問題に興味を持てなくなっているので、大雑把な事情も、有名医師ブログを先ほど読んで知った程度である。 なんで興味をもてないかというと、医療側の十分かつタイムリーな医療供給が常にできるわけがないという音と、どんな時でも最適な高度医療が受けられるべきだという幻想的要求が噛み合うことは、まずないと思われるからだ。医療を特別視するから問題が見えにくいので、一般的な商品⋅サービスで考えれば、常にほしいものがいつでもどこでもすぐに手に入るなんてことは、いかに便利になった今日この頃とはいえ、常に実現されるわけではないのは当然である。 医療には常に限界があり、制限のもとでベストを尽くすしかないの

  • 医学都市伝説: グーグル不死サービス

    愛する人を失うのはつらいものです。配偶者や同僚だけでなく、たまたま知り合った人の死であっても、その悲哀は重く、生活の質とその生産性を深く阻害するものです。 そこで、グーグルは一つの解決策を提案します。グーグル・インモータル(不死)、Gモータルがそれです。Gモータルは人がその寿命を終えた後も、その決断実行を継続し、愛する人々とのコミュニケーションを援助し、そのブログも長期にわたって更新し続けます。 [その特徴]メール作成:もしあなたが一年間以上Gメールを使っていれば、ターゲット広告を添付するのと同じ技術を使って、個人的なメール文章を作り、家族や友人に送付します。嫌いなスージー叔母さんをこき下ろすメールを見て、誰もあなたが死んだとは思わないでしょう。 カレンダーとの統合:死んでしまったからと言って、誰にもあなたが妙な奴だったとは言わせません。Gモータルはグーグルカレンダーに記録されたイベントへ

  • 医学都市伝説: スケベな事を考えると痛みが和らぐ

    学生を被検者にして行われたジョンホプキンス大学の研究によれば、お好みの性的空想を心に浮かべる事は、疼痛を和らげる良い方法である。 疼痛と気分の関連性という著者の理論に沿って行われたこの研究は、簡単でコストのかからぬ疼痛軽減策を様々な分野で提供すると、研究主幹の麻酔科医、ピーター・S・スターツ博士はいう。「これは医師が疼痛を抱える患者へのアプローチ方法を変えるかも知れません」。 疼痛刺激は強いネガティブ感情反応を引き起こす。従って、ポジティブな感情でバランスを取れば、疼痛は軽減できるに違いない。この研究は、性的空想が疼痛刺激に抗して、ポジティブ感情反応を生む効果を調べている。この理論は、感情を処理する視床が、同時に疼痛反応にも関与していると考えられていることに基礎となっている。 実験ではまず、40人の学生に氷水に手を入れさせ、耐えられなくなるまでそのままにしているようにさせた。二度目の実験で

    padma37
    padma37 2007/11/21
    手っ取り早く熱中するにはスケベなことを考えろ、と。「好みでない性的空想」が気になる。
  • 医学都市伝説: 幸せな家庭は美しい女性をつくる

    英国ダラム大学心理学教室のリンダ・ブースロイド講師は、セントアンドリュース大学心理学教室教授ディビッド・パレット教授と共同して、両大学に在籍する女子学生の顔写真を二年間にわたって収集した。 彼女たちは家庭背景について質問され、三つのグループに分類された。両親が早くに離婚して、その思春期を父親と過ごすことの無かった「父不在グループ」、彼女たちの思春期の間、両親が離婚しなかったものの、争いが絶えなかった「破綻家族グループ」、そして両親が普通の生活を送っていたグループの三つである。 そして、それぞれの集団の顔写真をコンピューター合成し、平均的な顔貌を再構成した(左から父不在組、破綻組、関係良好組)。それぞれの平均顔貌は極めてよく似ているものの、右に行くほど卵形輪郭で、眉がよりまろやかになり、瞳が大きめになっていることがわかる。言葉を換えたら、より「女性的」なのだ。 ブースロイド講師は、顔貌以外に

    padma37
    padma37 2007/06/19
    そうなんだろうなあ。ていうか、『幸せな家庭』かあ。男性はどうなんだろう。
  • 医学都市伝説: ルシファー効果

    スタンフォード監獄実験という心理学実験について、聞いたことがある方は数多いであろう。1971年夏、スタンフォード大学心理学教室のフィリップ・ジンバルドによって計画され、予想以上の問題点を露呈して予定日程なかばで中止された実験である。Wikipediaにその詳細がアップされているので、興味ある方は参照して頂きたい。 この実験が意図していたのは、人間の残虐性というものが個別的な性質によるものなのか、社会的な役割によって導かれるものなのかを確かめることであった。実験は、ボランティアから、性格や行動上の偏倚が少ないと判断された被験者21名を、ランダムに囚人10人と看守11人に振り分け、2週間の予定でその行動を観察した。 彼らは大学の地下室にしつらえられた「監獄」に送られ、囚人役、看守役それぞれに対し、いかにもそれらしいコスチュームや行動原則が割り振られたのだが、実験開始直後から、当初の設定を超えて

    padma37
    padma37 2007/05/11
    自分の内にある『正しさ』は、社会環境によって変化する曖昧なもの。『正しい』には陰がある。
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