ブックマーク / tmaita77.blogspot.com (5)

  • 生涯未婚率の地域構造のジェンダー差

    わが国では未婚化が加速度的に進んでいますが,その程度を測る指標として,生涯未婚率というものがあります。字のごとく生涯未婚のままにとどまる者の出現率であり,統計上は50歳時点の未婚率とされます。この年齢以降は,結婚する者はほとんどいないであろう,という仮定に立つわけです。 5歳刻みの統計から計算する場合,40代後半と50代前半の未婚率を均すという便法がとられます。私が住んでいる多摩市の男性でいうと,前者が22.0%,後者が17.2%ですから,この平均をとって生涯未婚率は19.6%となる次第です(2010年,『国勢調査』)。5人に1人が生涯未婚。私もその一人になるかしらん・・・。 それはさておき,首都圏(1都3県)の男女の生涯未婚率地図をつくってみて,「はて?」という現象を見つけました。今回は,それをご報告しようと思います。 私は,首都圏243市区町村の男女の生涯未婚率を計算しました。用いたの

    生涯未婚率の地域構造のジェンダー差
    pakila
    pakila 2016/02/19
    女性のデータは直観的に分かるけど,男性のデータは怖いなあ.千葉県なんか「田舎で一生独身」という構図がもろに出ているわけで.
  • 大学生の学業・バイト・交際時間の変化

    私は,この25年間(四半世紀)にかけて,大学生のメジャーな行動時間がどう変わってきたかを調べました。着目したのは,学業,仕事(バイト),および交際・付き合いの3つです。 大学生のマジメ化がいわれていますが,学業(勉強)時間は増えてきているであろう。最近,学生のブラックバイトが問題化していますが,バイト時間は増えているのではないか。これらの反動として,交際時間は減ってきているのではないか。こんな仮説を持って,データに当たってみました。

    大学生の学業・バイト・交際時間の変化
    pakila
    pakila 2016/02/19
  • 県別大学進学率の規定要因

    昨年の9月12日の記事では,都道府県別の大学進学率を出したのですが,この記事を見てくださる方が多いようです。地方出身の方(私もそう)にすれば,日頃の実感が数値化された,ということでしょうか。 また,各県の進学率は県民所得と非常に強く相関していることも知りました。大学進学率の都道府県差は,生徒個々人の意向や能力の差ではなく,外的な条件の違いに由来する教育機会の不平等の表れであることもうかがえます。わが国の大学の高学費・都市部偏在を思うと,さもありなんです。 ところで,各県の大学進学率と強く関連しているのは,県民所得のような経済指標だけではありません。今回は,他のメジャーな要因をも考慮した分析をしてみようと思います。 私は,47都道府県の大学進学率の要因として,県民所得の他に2つを考えました。高学歴人口率と大学収容力です。地域に大卒人口が多いことは,子どもの進学をプッシュするクライメイト要因に

    県別大学進学率の規定要因
    pakila
    pakila 2016/02/19
    子供が大学に行くかどうかは,所得よりも親が高学歴かどうかのほうが影響が大きい.しかし,女子の場合は地元に大学があるかどうかも重要な要因になりうる.
  • 父親を超えられない社会

    「国勢社会調査プログラム」(ISSP)という組織が毎年,特定の主題を据えて国際意識調査をしているのですが,2009年の「社会的不平等」第4回調査と2012年の「家族とジェンダー」第4回調査のローデータを入手しました。 http://www.issp.org/index.php 上記のISSPサイトにて,ローデータが公開されています。氏名,メアド,使用目的を入力するだけで,誰でもダウンロードできます。SASとSPSSのファイルでアップされています。私はSPSSを持ちませんで,昨日大学でDLし,エクセルに変換しました。 私の場合,SPSSよりエクセルのほうが使い勝手がいいのですよね。いろいろ小回りも利くし・・・。このとおり完全に自己流ですので,どっかの研究所の調査員に雇われても,お役に立てそうにありません。 ともあれ自分のパソコンに移しましたので,自由自在にデータを分析できます。2009年の「

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    pakila
    pakila 2016/01/26
  • 産業別・職業別の大学院卒比率

    1990年代以降の政策により,大学院生が増やされたのですが,彼らはどこに吸収されているのか。社会のどの部分で活躍しているのか。ふと,こんな疑問を持ちました。 最近の『就業構造基調査』では,最終学歴のカテゴリーとして「大学院卒」というのが設けられており,それぞれの業界で働く者のうち,大学院修了者がどれほどいるかを知ることができます。私は,最新の2012年調査の結果をもとに,各業界・職業の大学院卒比率を計算してみました。 http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2012/index.htm 同年10月時点における,15歳以上の有業者は6,271万人です(学校卒業者)。このうち,最終学歴が大学院卒の者は166万人ほどであり,比率にすると2.6%となります。だいたい38人に1人。老若男女全体でみれば,まあこんなものでしょう。 私は,この値を103産業・68職業につい

    産業別・職業別の大学院卒比率
    pakila
    pakila 2013/10/18
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