全日本柔道連盟(全柔連)理事による女子選手へのセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)問題で、福田二朗理事(76)は24日、毎日新聞の取材に対し自身の行為と認めた上で、週明けの27日にも全柔連理事と東京都柔道連盟会長の職を辞任する意向を示した。 福田理事は、女子選手が同席した1〜2年前の酒席の帰路、抱きついたり、キスしたことを認め、「かなり酔ってしまっていた」と述べた。セクハラ行為はその一度限りで、直後に選手に直接、謝罪したという。 全柔連では、選手15人が告発した全日本女子の暴力問題や、日本スポーツ振興センターからの助成金の不正流用など不祥事が相次ぎ発覚しており、上村春樹会長は改革の道筋をつける来月11日の理事会をめどに辞任の意向を示している。福田理事は「私が辞めないと、全柔連や上村会長の印象がさらに悪くなる。辞表を月曜(27日)に届けたい」と述べた。 女子選手は全国大会出場の経験