端末がウイルスに感染していると思わせて有料ソフトを買わせようとする「偽ウイルス対策ソフト」や、コンピュータや情報を人質に取って身代金を要求する「ランサムウェア」の手口が、Android端末を標的にし始めているという。米Symantecが6月21日のブログで伝えた。 こうした手口では、これまで主にデスクトップPCが標的とされてきた。しかしSymantecによると、今回見つかった「Android Defender」という名称の悪質アプリは、ランサムウェアのように、Android端末をロックしてしまうという。 このマルウェアはほとんどの場合、いったんインストールするとアンインストールできなくなり、ほかのアプリの起動を妨害したり、OSの設定を変更したりするという。 起動するとまず、トライアルバージョンで「端末のスキャン」と称する動作を開始し、「あなたの端末上に重大な脅威が発見されました」と表示して